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キセノン（Xe）　Xenon

• 『1898年W.Ramseyらにより空気中より発見され、ギリシャ語で“奇妙な”に対応する言葉が元素名の起源となった。』

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
124Xe	123.9058954	0.09（1）
126Xe	125.904268	0.09（1）
128Xe	127.9035305	1.92（3）
129Xe	128.9047799	26.44（24）
130Xe	129.9035089	4.08（2）
131Xe	130.9050828	21.18（3）
132Xe	131.9041546	26.89（6）
134Xe	133.9053945	10.44（10）
136Xe	135.907220	8.87（16）

放射性核種 （放射性同位体） mは準安定状態	半減期	壊変形式
131mXe	11.84日	核異性体転移
133mXe	2.19日	核異性体転移
133Xe	5.243日	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
54	Xe	[Kr]4d105s25p6	1S	12.130	2P3/2	21.21

物理的特性

物理的特性

原子番号		54
原子量		131.293
結晶構造
密度	kg・m-3（×103）	5.887（気体、0℃）
融点	℃	-111.9
沸点	℃	-108.1
抵抗率（0℃）	Ω・m
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1	0.0052
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：2μ〜8μ。玄武岩：0.025μ〜1μ。頁岩：0.0003〜0.001。
• 普通鉱物：なし（大気）。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.00005。

【気圏】

• 空気：500μg/m³。

【生物圏】（mg/kgDM）

• 天然化合物：生体内でヘモグロビンに結合。毒性：植物には無毒、哺乳動物には麻酔薬（Cullen and Gross, 1951）。
• 注意：Xeは菌類のNeurospora crassaの胞子形成を阻害する（Neは阻害しない）；Schreiner（1962）。

【その他】

• 年循環量　天然：なし。採鉱量：〜600kg/年。
• 総説：蛋白質錯体、Schoenbornら（1965）；Xe（�[）の毒性、Finkelら（1963）。

リンク

• キセノン　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%8E%E3%83%B3
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Xenon　　http://en.wikipedia.org/wiki/Xenon
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Cullen,S. and Gross,E.(1951): Science, 113, 580.
• Finkel,A.J., Miller,C.E. and Katz,J.J.(1963): “Noble Fas Compounds”, p.309 (Hyman,H.H., ed.), Chicago Univ.Press.
• Schoenborn,B.P., Watson,H.C. and Kendrew,J.C.(1965): Nature, Lond., 207, 28.
• Schreiner,H.R.(1962): Proc.22nd Internat.Congr.Physiol., Leiden, 1, 535.