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ゲルマニウム（Ge）　Germanium

• 『1864年J.A.R.Newlandsにより、また1871年にはD.I.Mendeleevにより存在が予測されていたが、1886年C.A.Winklerが発見し、彼の祖国ドイツにちなんで新元素をゲルマニウムと命名した。』

同位体

同位体 *印は天然放射性同位体	質　量	存在度 〔原子百分率〕 （　）内の数字は誤差
70Ge	69.9242500	20.84（87）
72Ge	71.9220763	27.54（34）
73Ge	72.9234595	7.73（5）
74Ge	73.9211784	36.28（73）
76Ge	75.9214029	7.61（38）

放射性核種 （放射性同位体） mは準安定状態	半減期	壊変形式
68Ge	270.82日	軌道電子捕獲
69Ge	39.05時	軌道電子捕獲
71Ge	11.43日	軌道電子捕獲
75Ge	82.78分	β-壊変
77mGe	52.9秒	β-壊変、 核異性体転移
77Ge	11.30時	β-壊変

電子構造

原子 番号	元素	原子の基底状態の 電子配置	原子の 基底状態	第1イオン化電位 E i1/V	イオンの 基底状態	第2イオン化電位 E i2/V
32	Ge	[Ar]3d104s24p2	3P0	7.900	2P1/2	15.935

物理的特性

物理的特性

原子番号		32
原子量		72.64
結晶構造
密度	kg・m-3（×103）	5.323（25℃）
融点	℃	937.4
沸点	℃	2834
抵抗率（0℃）	Ω・m
抵抗の温度係数（0〜100℃）	℃-1
熱伝導率（0℃）	W・m-1・K-1	67
比熱（298.15K）	J・K-1・mol-1
熱膨張率（293K）	K-1（×10-6）	5.7
ヤング率	Pa

産状

【地圏】（mg/kg）

• 花崗岩：2。玄武岩：1.6。土壌：1。頁岩：2。石灰岩：0.31。砂岩：1.2。
• 普通鉱物：なし。

【水圏】（mg/kg）

• 海水：0.00005。

【気圏】

• 空気：3ng/m³？

【生物圏】（mg/kgDM）

• 陸上植物：1〜2.4。哺乳動物の筋肉：0.14。海水魚：0.3。
• 毒性：僅かに有毒（GeH4は例外）。

【その他】

• 年循環量　天然：7。採鉱量：0.08？×10⁹g/年。
• 総説：SchroederとBalassa（1967）、Underwood（1977）。

リンク

• ゲルマニウム　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
  　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』の中のページ。
  Germanium　　http://en.wikipedia.org/wiki/Germanium
  　Wikipedia, the free encyclopediaの中のページ。

文献

• Holl（oの頭に¨）,R., Kling,M. and Schroll,E.(2007): Metallogenesis of germanium - A review. Ore Geology Reviews, 30, 145-180.
• Schroeder,H.A. and Balassa,J.J.(1967): J.Chron.Dis., 20, 211.
• Underwood,E.J.(1977): “Trace Elements in Human and Animal Nutrition”, 4th Ed., Academic Press, London, NewYork.