(Introduction)
Global phosphorus budgets
Calculating the current global P budget
Calculating a preindustrial global P budget
Accumulation location
Conclusions
Acknowledgments
References cited
1)現在のリンの流れ
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採鉱から | 18.5(Tg/年=100万トン/年) | 1850 |
風化から | 15−20(Tg/年) | 1500〜2000 |
大気へ | 1(Tg/年) | 100 |
河川へ |
22(Tg/年) |
2200 |
蓄積 |
(15+18.5)−(1+22)=10.5 〜 (20+18.5)−(1+22)=15.5 |
1050〜1550 |
●採鉱から地表土壌へは1850万トン/年。
●1995〜1996年の燐酸塩岩の生産量は1980万トン/年。
1980−80(産業用途)−200(動物飼料)+150(肥やし)=1850万トン/年。
●風化から表面土壌へは1500〜2000万トン/年。
削剥速度は200億トン/年で、リンの濃度を0.1%とすれば、2000万トン/年。
先史時代の削剥速度を100億トン/年とすれば、1000万トン/年。
現在の風化速度の見積りの平均から、1500万トン/年。
●大気から地表へは320万トン/年。地表から大気へは420万トン/年。従って、地表から大気へ100万トン/年。
●河川から海洋へは2200万トン/年。そのうち、溶存は200万トン/年。粒子状は2000万トン/年。
河川堆積物フラックスを150億トン/年とし、リンの平均濃度を0.1275%〔=1275ppmw(mg/kg)〕とすれば(これらの値で計算すれば約1900万トン/年)、溶存と粒子状の合計フラックスは2200万トン/年(?)。これは、従来の報告値の1700〜3200万トン/年の範囲内。
●土壌と淡水系へは合計3350〜3850万トン/年となる。2300万トン/年がアウトプットであるから、蓄積量は1050〜1550万トン/年となる。
●淡水堆積物への蓄積は100〜310万トン/年。
淡水面積1040万km2、堆積速度1mm/年、平均リン濃度0.3%(=3 mg/g乾燥重量)とすれば、100万トン/年。流出水量(0.3
m/年)について20%のリンの保持を仮定すれば、310万トン/年。
●1958〜1998年での世界の農地蓄積は800万トン/年。陸上全体の11%を占める。800万トン/年のうち500万トン/年は途上国。
2)産業化以前のリンの流れ
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採鉱から | − | − |
風化から | 10−15(Tg/年) | 1000〜1500 |
大気へ | 1(Tg/年) | 100 |
河川へ |
8(Tg/年) |
800 |
蓄積 |
10−(1+8)=1 〜 15−(1+8)=6 |
100〜600 |
●風化から1000〜1500万トン/年。
●大気へは100万トン/年。
●河川から海洋へは800万トン/年。
溶存リンが100万トン/年で、粒子状リンが700万トン/年。
粒子状リンは、浮遊物フラックス70億トン/年とリン平均濃度0.1%(=1000mg/kg)から、700万トン/年。
●インプットの合計は1000〜1500万トン/年。アウトプットは900万トン/年。従って、土壌蓄積は100〜600万トン/年。
●淡水堆積物への蓄積は100〜120万トン/年。
淡水面積1040万km2、堆積速度1mm/年、平均リン濃度0.3%(=3 mg/g乾燥重量)とすれば、100万トン/年。流出水量(0.3
m/年)について20%のリンの保持を仮定すれば、120万トン/年。
■蓄積の産業化以前と現在と差は、450〜1450万トン/年。