はじめに
1. 資源の総合利用の現状
1-1. 資源の総合利用の規模が拡大を続けている
1-2. 資源総合利用の技術レベルが徐々に向上している
1-3. 資源の総合利用により経済・環境・社会的効果が著しく向上した
1-4. インセンティブ及び支援政策が整備されつつある
1-5. 主な問題点
(1)資源の総合利用の重要性と緊急性に対する認識が不足している。
(2)法制度が未整備で、政策が執行しにくい。
(3)設備が立ち後れており、イノベーション能力が低い。
(4)基本的作業が手薄で、能力の構築が遅行している。
2. 現状と当面の任務
3. 資源の総合利用の指導理念と目標
3-1. 指導理念
3-2. 基本原則
(1)「利用の拡大、効率的な利用、清潔な利用」の原則を堅持する。
(2)「インセンティブ政策」の原則を堅持する。
(3)「市場誘導」の原則を堅持する。
(4)「技術促進」の原則を堅持する。
(5)「全社会的参画」の原則を堅持する。
3-3. 発展目標
4. 資源の総合利用の重点分野と重点プロジェクト
4-1. 重点分野
(1)鉱産資源の総合利用
@エネルギー鉱産資源
A鉄金属鉱産資源
B非鉄金属と希少貴金属鉱産資源
C非金属鉱産資源
(2)「三廃」(固形廃棄物、廃ガス、廃液)の総合利用
@固形廃棄物
A廃液(水)
B放出ガス・余熱・余圧
(3)再生資源のリサイクル
@再生資源の回収
A再生資源の加工利用
B国外の再生資源
(4)農林廃棄物の総合利用
4-2. 重点プロジェクト
(1)共生・随伴鉱産資源の総合開発利用プロジェクト
(2)大量固形廃棄物の資源化利用プロジェクト
(3)再生金属加工産業化プロジェクト
(4)廃(中古)家電製品と廃(中古)タイヤの再生資源産業化プロジェクト
(5)再生資源回収システムモデルプロジェクト
(6)農業廃棄物と木材の総合利用プロジェクト
5. 保障措置
5-1. 制度の整備を強化し、法に依る行政を推進する
5-2. 長期計画とガイダンスを強化し、重点プロジェクトを実施する
5-3. インセンティブ政策を整備し、政策を徹底させる
5-4. イノベーションを強化し、技術の進歩を推進する
5-5. 広報と教育を強化し、国民全体の意識を高める
5-6. 協調性を強化し、着実に業務を遂行する
【用語解説】
1. 資源の総合利用
2. 鉱産資源の総回収率
3. 工業固形廃棄物の総合利用率
4. 共生・随伴鉱
5. 共生・随伴鉱の総合利用率
6. 木材の総合利用率
7. 資源総合利用の三大基地
8. 再生資源
9. 廃(中古)物資
10. 木材の「三つの剰余物」
11. 「二級品薪材」
12. 木材の改質