NEDO(2010):太陽熱発電の技術の現状とロードマップ.58p.
 NEDO再生可能エネルギー技術白書の中のページ。


5.1 技術を取りまく現状
 5.1.1 技術の俯瞰………253
  (1)発電方式
   1) トラフ型
   2) フレネル型
   3) タワー型
   4) ディッシュ型
  (2)蓄熱・ガスタービン等との組合せ
 5.1.2 ポテンシャル………259
  (1)世界
  (2)日本
 5.1.3 導入目標量例………260
  (1)欧州
  (2)米国
  (3)中国
  (4)インド
 5.1.4 導入実績………267
 5.1.5 技術開発動向………271
  (1)太陽熱発電のベース電源利用に向けた蓄熱システムの開発
   1) 蓄熱方式
    @ 直接2 槽式
    A 間接2 槽式
    B 温度躍層単槽式
   2) 蓄熱媒体
    @ 溶融塩
    A コンクリート(固体蓄熱)
    B 潜熱蓄熱材(相変化蓄熱)
  (2)高温蓄熱技術・熱流体の高温化
   @ 高温レシーバ
   A 高性能集光制御システム
   B DSG システム
   C 高効率集熱管、高効率熱媒等
  (3)空冷式熱交換器の低コスト化・高効率化
  (4)設備費の削減
 5.1.6 システム価格・発電単価等………281
  (1)現状のコスト
  (2)将来のコスト目標・見通し
 5.1.7 推進施策・関連法令………285
  (1) 欧州
   1) 再生可能な資源からのエネルギー使用の推進に関する指令
   2) 欧州エネルギー技術戦略計画(SET-Plan)
   3) フィードインタリフ制度
  (2) 米国
   1) 連邦レベルの推進施策・関連法令
    @ 2005 年エネルギー政策法
    A 各種インセンティブ制度
   2) 州レベルの推進施策・関連法令
  (3) 日本
   1) エネルギー基本計画
   2) 電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS 法
   3) 技術戦略マップ
   4) Cool Earth エネルギー革新技術計画
 5.1.8 ビジネスモデル………299
  (1)既存技術を活用した太陽熱発電プラントの製造・販売
  (2)要素機器・設備の製造販売
  (3)新システム・技術の開発
  (4)太陽熱発電による発電ビジネス
 5.1.9 国内技術の競争力………302

5.2 技術ロードマップ
 5.2.1 目指す姿………304
  (1)太陽熱発電を取りまく現状
   1) 世界で拡大する太陽熱発電市場と進む技術開発
   2) 我が国が保有する太陽熱発電関連の先端技術
   3) 広がるビジネスチャンス
  (2)我が国の太陽熱発電技術の目指すべき姿
 5.2.2 目指す姿の実現に向けた課題と対応………306
  (1)蓄熱技術をはじめとするキーテクノロジーの開発支援
  (2)実証試験サイトの整備
  (3)コスト競争力の強化
  (4)海外プロジェクトへの参画支援
  (5)日本国内における太陽熱発電の導入可能性検討
 5.2.3 技術開発目標と技術開発の内容………308
  (1)技術開発目標
  (2)技術開発内容



図表5.1 トラフ型太陽熱発電システム
出典:DOE ホームページ(http://www1.eere.energy.gov/solar/)


図表5.2 ISCC プラントの概念図
出典:CSP Solutions Consult GmbH ホームページ(http://www.csp-solutions.net/)より作成


図表5.3 フレネル型太陽熱発電システム
出典:DOE ホームページ(http://www1.eere.energy.gov/solar/)


図表5.5 タワー型太陽熱発電システム
出典:DOE ホームページ(http://www1.eere.energy.gov/solar/)


図表5.7 ディッシュ型太陽熱発電システム
出典:DOE ホームページ
(http://www1.eere.energy.gov/solar/)

図表5.9 太陽熱発電の発電方式別比較
  トラフ型 フレネル型 タワー型 ディッシュ型
用途
  • 系統連系型発電
  • 中〜高温プロセス加熱
  • 系統連系型発電
  • 既存発電所への蒸
    気供給
  • 系統連系型発電
  • 高温プロセス加熱
  • 小規模独立型発電
  • 多数配置による系
    統連系型発電
プラント効率 15% 8〜10% 20〜35%(試算値) 25〜30%
プラント規模(実績) 〜80MW 〜5MW 〜20MW 〜100kW
土地占有度
冷却水使用量 3,000L/MWh
(または空冷式)
3,000L/MWh
(または空冷式)
2,000L/MWh
(または空冷式)
不要
利点
  • 多数商用運転実績
    があり、年間発電
    効率、投資コスト、
    運転コストが実証
    されている
  • モジュール方式
  • 蓄熱との組合せが
    可能
  • 火力発電とのハイ
    ブリッド事例有り
  • 商用利用が可能な
    段階にある
  • 集光ミラーの現地
    購入、現地加工が
    可能
  • プラントコストが
    安い
  • 火力発電とのハイ
    ブリッドが可能
  • 中期的に高い発電
    効率の実現が見込
    まれる
  • 高温蓄熱が可能
  • 火力発電とのハイ
    ブリッドが可能
  • 30%超(ピーク時)
    の高い発電効率
  • モジュール方式
  • 製造が簡易で、大
    量生産が可能
  • 冷却時に水が不要
課題・展望
  • 油ベースの熱媒使
    用により運転温度
    が400℃程度に制
    限されるため、蒸
    気の高温化に限界
    がある
  • 今後の技術開発に
    よる改良余地は小
    さい
  • 市場投入されたば
    かりであり、大規
    模プラントにおけ
    る実績が必要
  • 今後の技術開発に
    よる改良余地は大
    きい
  • 年間発電量、投資
    コスト、運転コス
    ト等について、商
    用運転プラントに
    おける実証が必要
  • 今後の技術開発に
    よる改良余地は非
    常に大きい
  • 大規模商用プラン
    トの事例がない
  • 大量生産時のコス
    トについて実証が
    必要
  • 量産化が進めば改
    良の余地がある。
出典:“Concentrating Solar Power Global Outlook 09”(2009, SolarPACES, ESTERA, Greenpeace)、Stirling Energy Systems プレスリリース(http://www.stirlingenergy.com/pdf/2010_01_22.pdf)、“Technology Roadmap Concentrating Solar Power”(2010, IEA)より作成


図表5.10 蓄熱システム例(トラフ型プラント)
出典:“Technology Roadmap Concentrating Solar Power”(2010, IEA)より作成


図表 5.61 太陽熱発電の技術ロードマップ

NEDO(2010)によるNEDO再生可能エネルギー技術白書の中の『太陽熱発電の技術の現状とロードマップ』から


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