本村眞澄・本田博巳(2007):ピークオイルの資源論的概念とその対応策について石油・天然ガスレビュー、2007.7 Vol.41 No.4、17-30.


要旨
1. ピークオイルに関するハバート理論
 1.1 ハバートの論理展開
 1.2 発見ヒストリーと生産ヒストリーとのアナロジー
 1.3 原油生産量推移へのロジスティック曲線の適用
2. ハバート理論に対する批判
 2.1 ロジスティック曲線を採用することに関する批判
 2.2 埋蔵量の概念に関する批判
 2.3  米国での天然ガス生産履歴に見る国際的な競争の有無の影響
3. 地球資源量のとらえ方とそれに基づくピークオイル論比較
 3.1 地球資源量に関する議論
 3.2 2010年以前にピークオイルがくるとする説
  1)究極資源量に基づく予測
  2)発見カーブから見た今後の原油生産予測
 3.3 ピークオイルが2010年から2020年までの間にくるとする説
 3.4 ピークオイルが2020年以降にくるとする説
  1) CERA(Cambridge Energy Research Associates)による予測
 3.5 生産量ピークを想定しない考え
 3.6 各資源量を前提とした長期予測の比較
4. 想定されるピークオイルの時期とそれへの対策
 4.1 ハーシュ博士の提案するリスクマネジメント
 4.2 ピークオイル論の社会的な影響
 4.3 エドワーズによる予測
5. 石油資源量評価構成の3層モデルとその時間的展開
【参考資料】


要旨



図1 ハバートによる米国の原油生産予測


図2 生産カーブは発見カーブに追随する


図3 ロジスティック曲線(左)とHubbertLinearization(右)による表示


図4 Hubbert Linearizationの手法による世界の石油生産の減退率のプロット


図13 Witze(2007)で示されたCERAによる長期予測の比較


図15 21世紀を通じての化石燃料と再生可能エネルギー供給の見通し

本村・本田(2007)による『ピークオイルの資源論的概念とその対応策について』から


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