原子力資料情報室(編)(2000)による〔『原子力市民年鑑 2000』(191p)から〕


各国の再処理施設一覧(1999年12月現在)
  国名 施設名 設置者 所在地 処理能力(tU/年) 操業開始(年) 備考

運転中
フランス UP2-800 仏核燃料公社
(COGEMA)
ラ・アーグ 濃縮ウラン(800) 1994 天然ウラン用のUP2(1966年操業開始)をUP2-400、UP2-800と増強。

UP3 仏核燃料公社
(COGEMA)
ラ・アーグ 濃縮ウラン(800) 1990 海外顧客用。
イギリス B205 英核燃料公社
(BNFL)
セラフィールド 天然ウラン(1,500) 1964  

THORP(ソープ) 英核燃料公社
(BNFL)
セラフィールド 濃縮ウラン(1,200) 1994 主に海外顧客用。

PFRプラント AEAテクノロジー(旧英原子力公社) ドーンレイ 高速炉燃料(7) 1980 実験炉用(1960年操業開始)を改造。
日本 東海 核燃料サイクル開発機構 東海村 濃縮ウラン(120)(0.7/日) 1981 1997年の事故で操業停止。
ロシア チェリヤビンスク-65 RT-1 ロシア原子力省(MINATOM) キシュチム 濃縮ウラン(400) 1978 軍事用(1949年操業開始)を改造。
インド カルパッカム インド原子力省(DAE) カルパッカム 天然ウラン(1,000) 1990 1986年125t/年でスタート。

トロンベイ インド原子力省(DAE) トロンベイ 天然ウラン(30) 1985 1964年運転開始、機器等の更新後再開。

タラプール インド原子力省(DAE) タラプール 濃縮ウラン(0.5)
天然ウラン(125)
1977
1982
 

建設中
日本 六ヶ所 日本原燃 六ヶ所村 濃縮ウラン(800) 2005
(計画)
 

RETF(リサイクル機器試験施設) 核燃料サイクル開発機構 東海村 高速炉燃料(6) 2000年すぎ
(計画)
 

建設中止
アメリカ モーリス GE社 モーリス 濃縮ウラン(300)   1974年建設断念。燃料貯蔵施設として使用。

バーンウェル AGNS社 バーンウェル 濃縮ウラン(1,500)   1976年建設中止。83年閉鎖。
ドイツ ヴァッカースドルフ ドイツ核燃料再処理会社 ヴァッカースドルフ 濃縮ウラン(350〜500)   1989年建設中止。
ロシア クラスノヤルスク-26 RT-2 ロシア原子力省(MINATOM) ドドンボ 濃縮ウラン(1,500)   1989年建設中止。

閉鎖
アメリカ ウェストバレー NFS社 ウェストバレー 濃縮ウラン(300) 1966 1972年運転中止。76年閉鎖。
フランス UP1 仏核燃料公社
(COGEMA)
マルクール 天然ウラン(400) 1958 1997年閉鎖。

APM(TOR) 仏核燃料公社
(COGEMA)
マルクール 高速炉燃料(5) 1988 1997年閉鎖。
イギリス B204 英核燃料公社
(BNFL)
セラフィールド 天然ウラン(500) 1952 1964年閉鎖。

HEP-B205 英核燃料公社
(BNFL)
セラフィールド 濃縮ウラン(400) 1969 1973年事故で閉鎖。
ドイツ カールスルーエ ドイツ核燃料再処理会社 カールスルーエ 濃縮ウラン(35) 1971 1990年閉鎖。
ベルギー ユーロケミックプラント-26 RT-2 ベルゴプロセス モル 天然・濃縮ウラン(100) 1966 1974年運転中止。87年閉鎖。

原子力資料情報室調べ