西村(1991)による〔『環境化学』(26-29p)から〕


表2・6 河川水の成分(T)(mg/l)
成分 日本225
河川平均
小林
(1960)
29)
日本42
河川平均
Sugawara
(1967)
69)
世界平均
Livingstone
(1963)
33)
世界平均
Martinら
(1979)
*1
懸濁物として
Martinら
(1979)
*2
蒸発残留物 74.8        
懸濁物 29.2       400
塩素イオン(Cl- 5.8 5.2 7.9    
炭酸水素イオン(HCO3- 31.0   58.4    
硫酸イオン(SO42- 10.6 10*3 11.2    
ナトリウムイオン(Na+ 6.7 5.1 6.3 5.1 2.8
カリウムイオン(K+ 1.19 1.0 2.3 1.35 8.0
カルシウムイオン(Ca2+ 8.8 6.3 15 14.6 8.6
マグネシウムイオン(Mg2+ 1.9 2.4 4.1 3.8 4.7
0.24 0.48 0.67*4 0.04 19
硝酸態窒素(N) 0.26   0.2*3    
アンモニア態窒素(N) 0.05        
リン酸態リン(P) 0.02        
溶存ケイ酸(SiO2 19.0 17*3 13.1 11.6*3 244*3
*1 J.M.Martin、M.Meybeck36)による溶存物平均濃度。
*2 J.M.Martin、M.Meybeck36)の数値と、全河川の懸濁物総量、1.5×1016 g/年(Meybeck44))、海への全河川流量、3.74×1016 l/年(Baumgartner、Reichel4))とから筆者が計算し、河川水 1lに懸濁物粒子として存在している成分の量。
*3 筆者が表示変えを行なった。
*4 Fe3+として表示されている。

表2・7 河川水の成分(U)

元素
Holland*1
μg/kg
Martinら*2
μg/l
懸濁物として*3
μg/l
Ag 0.09
0.3
0.3
0.3  
アルミニウム Al 238
360
400
50 38000
ヒ素 As 1.7
2
1.7 2
Au 0.002
0.002
0.002  
ホウ素 B 10
13
10
18 28
バリウム Ba 45
16
20
60 240
臭素 Br 19
20
20 2
セリウム Ce 0.06 0.08 38
コバルト Co 0.19
0.1
0.2 8
クロム Cr 5.8
1.4
1 40
セシウム Cs 0.020
0.02
0.035 2
Cu 5.3
1.4
10
7
10 40
ジスプロシウム Dy 0.05    
エルビウム Er 0.05 0.004 (1)
ユウロビウム Eu 0.007 0.001 0.6
フッ素 F 150
88
100
   
Fe 300
480
670
40 19000
ガリウム Ga 0.089
0.09
0.09 10
ガドリニウム Gd 0.07 0.008 (2)
ハフニウム Hf     2
水銀 Hg 0.074
0.04
   
ホルミウム Ho 0.01 0.001 (0.4)
ヨウ素 I 2.2
7.1
   
ランタン La 0.2
0.19
0.2
0.05 18
リチウム Li 1.1
3
12 10
ルテチウム Lu 0.008 0.001 0.2
マンガン Mn 12
20
7
8.2 420
モリブデン Mo 0.35
1.8
0.6
0.6
0.5 1
ネオジム Nd 0.2 0.04 14
ニッケル Ni 10
0.3
2.2 36
リン P 19
20
40 460
Pb 4.0
3.9
3
1.0 60
プラセオジム Pr 0.03 0.007 (3)
ルビジウム Rb 1.5
1.1
1.5 40
アンチモン Sb 1.1
2
1.0 1.0
スカンジウム Sc 0.004 0.004 7.2
セレン Se 0.20
0.2
   
ケイ素 Si   5,420 114,000
サマリウム Sm 0.03 0.008 3
ストロンチウム Sr 60
57
70
60 60
タンタル Ta     0.50
テルビウム Tb 0.008 0.001 0.40
トリウム Th 0.096
0.1
0.1 5.6
チタン Ti 8.6
3
10 2,200
ツリウム Tm 0.009 0.001 (0.2)
ウラン U 0.06
0.043
0.026
0.3
0.04 1.2
バナジウム V 0
1
0.9
1.0 68
タングステン W 0.03
0.03
   
イットリウム Y 0.07    
イッテルビウム Yb 0.05 0.004 1.4
亜鉛 Zn 5.0
45
16
20
30 140
*1 Holland,H.D.(1978)18)に記載の中央値。
*2 Martin,J.M. and Meybeck,M.(1979)36)による溶存物平均濃度。
*3 Martin,J.M. and Meybeck,M.(1979)36)の数値と、海への全河川流入量、3.74×1016 l/年(Baumgartner and Reichel, 19754))から筆者が計算した河川水 1 l に懸濁粒子として存在している成分の量。


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