小倉・一國(2001)による〔『環境化学』(30,38p)から〕


表3.1 地表付近の大気成分の平均濃度、平均滞留時間、生成・消滅過程a
成分

濃度
(ppbv)

平均滞留時間
(y)
生成 消滅
N2 780.84×106 780,840,000 9×106 生物過程 生物過程
O2 209.46×106 209,460,000 8×103 生物過程 生物過程
Ar 9.34×106 9,340,000 放射崩壊 なし
H2O 4.83×106 4,830,000 0.03 物理・化学過程 物理・化学過程
CO2 360×103 360,000 50〜200 生物過程 生物過程
Ne 18.18×103 18,180 なし なし
He 5.24×103 5,240 3×107 放射崩壊 地球引力圏外脱出
CH4 1.72×103 1,720 12 生物過程 物理・化学過程
Kr 1.14×103 1,140 なし なし
H2 0.56×103 560 6〜8 生物過程 生物過程
N2O 0.31×103 310 120 生物過程 生物過程
Xe 87 87 なし なし
CO 65 65 〜0.1 物理・化学過程 物理・化学過程
O3 25 25 0.1〜0.3 物理・化学過程 物理・化学過程
NH3 1 1 0.01 生物過程 物理・化学過程
a 吉田尚弘・和田英太郎:季刊化学総説、10、46(1990)による

表3.3 大気中の気体硫黄化合物a

化合物
濃度
(ppbv)

平均滞留時間
硫化カルボニル COS 0.07〜0.6 0.5〜20
二硫化炭素 CS2 0.03〜0.6 0.02〜1
硫化ジメチル (CH3)2S 0.03〜0.06 0.8〜1
硫化水素 H2S 0.01〜4  0.5〜3
二酸化硫黄 SO2 0.01〜0.1  3〜7
a 松本聡編:微生物のガス代謝と地球環境、学会出版センター(1995)による


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