松尾(監修)(1989)による〔『地球化学』(33,34p)から〕


表2.1 大陸地殻の化学組成
  1 2 3 4
SiO2(%) 61.9 61.9 64.8 57.3
TiO2 1.1 0.8 0.51 0.9
Al2O3 16.7 15.6 16.1 15.9
FeO 6.9 6.2 4.8 9.1
MgO 3.5 3.1 2.7 5.3
CaO 3.4 5.7 4.6 7.4
Na2O 2.2 3.1 4.4 3.1
K2O 4.2 2.9 2.0 1.1
1:地表岩石の平均に近いものとして氷河粘土をとり、77個の異なった試料の分析値より推定
2:カコウ岩質岩石、玄武岩質岩石および堆積岩の占める地殻の厚さ、それぞれの平均化学組成などに基づいて推定
3:マントルからトーナル岩的なものが形成されるという大陸地殻生成モデルに立ち、地殻を3層に分けて、それぞれの厚さ、構成岩石の平均化学組成より推定
4:カコウ閃緑岩を主体とする上部地殻は、地殻自体の分化により生じたとのモデルに立ち、地殻熱流量などを制約条件として推定

表2.2 海洋地殻の化学組成
  1 2 3 4 5
SiO2(%) 40.6 45.5 49.6 48.6 49.5
TiO2 0.6 1.1 1.5 1.4 1.5
Al2O3 11.3 14.5 17.1 16.5 16.0
Fe2O3 4.6 3.2 2.0 2.3

10.5
FeO 1.0 4.1 6.8 6.2
MnO 0.3 0.2 0.2 0.2 0.2
MgO 3.0 5.3 7.2 6.8 7.7
CaO 16.7 14.0 11.7 12.3 11.3
Na2O 1.1 2.0 2.7 2.6 2.8
K2O 2.0 1.0 0.2 0.4 0.15
P2O5 0.2 0.2 0.2 0.1 -
C 0.3 0.1 - <0.5 -
CO2 13.3 6.1 - 1.4 -
S - - <0.05 <0.05 -
Cl - - <0.05 <0.05 -
H2O 5.0 2.7 0.7 1.1 -
1:Ronov and Yaroshevsky(1969)、第1層(海洋地殻総質量の3.1%)
2:Ronov and Yaroshevsky(1969)、第2層(海洋地殻総質量の15.9%)
3:Ronov and Yaroshevsky(1969)、第3層(海洋地殻総質量の81.0%)
4:Ronov and Yaroshevsky(1969)、海洋地殻平均
5:Taylor and McLennan(1985)、第3層


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