スミルノフ(1976)による〔『新版 鉱床地質学』(165-188、626-631p)から〕


第6章 カーボナタイト鉱床
 超塩基性岩−アルカリ組成の複合貫入岩体と分布的にも成因的にも密接に共存する方解石(calcite)・苦灰石(dolomite)などの炭酸塩(carbonate)鉱物の内因性集積体をカーボナタイト(carbonatite=carbonate+ite)と呼ぶ。

 (1)燐灰石−磁鉄鉱カーボナタイト鉱床−もっとも広く分布
 (2)稀少金属−稀土類カーボナタイト鉱床
 (3)金雲母カーボナタイト鉱床

第14章 堆積鉱床
生物化学的堆積鉱床

燐灰土−層状鉱体〜成層鉱層。
 (1)卓状地性堆積鉱床
(比較的多いが、規模は小さい)−広い気候帯。結核状鉱石(粘土質−砂質含鉱層中に卵状燐灰土が集積)。
 (2)地向斜性堆積鉱床
−乾燥型気候帯。塊状燐灰土

 鉱物組成−nCa3P2O5・mCaF2・kCaCO3
  (1)フッ素−燐灰石 3Ca3(PO4)2CaF2(最も多い)
  (2)炭酸塩−燐灰石 3Ca3(PO4)2CaCO3
  (3)水酸塩−燐灰石 3Ca3(PO4)2Ca(OH)2
 方解石、海緑石、菱鉄鉱を伴う。結核質鉱床の場合は有機物も。
 岩石中の燐灰石→溶解→動植物→死後堆積

グワノ鉱床
 (1)易溶性燐酸カルシウムのほかに硝酸塩を含有している新期生成の可溶型グワノ
 (2)燐酸塩含有品位が高く、易溶性硝酸塩を欠いた難溶型(古期型、溶脱型)グワノ


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