『●環境基本計画の策定
環境基本計画は環境基本法に基づき平成 6年12月に閣議決定されました。
環境基本計画は21世紀半ばを展望して、
・環境政策の基本的な考え方
―環境の恵沢を享受し、継承するとともに、人類共通の生存基盤である地球環境を維持することが必要であり、そのため、生産と消費のパターンを持続可能なものに変えていくことが肝要である。―
・4つの長期的目標
―「循環」「共生」「参加」「国際的取組」―
を示した上で、これらの目標の達成に向けた21世紀初頭までの施策の方向を明らかにしたものです
●環境基本計画の進捗状況の点検
環境基本計画を着実に実行するため、中央環境審議会で、毎年、全国数カ所でヒアリングを行うなど、国民の皆さんの御意見も聞きながら計画の進捗状況を点検し、政府に報告しています。
中央環境審議会では、平成10年8月に第3回点検報告を行いましたが、同報告では、@持続可能な経済社会の具体像とそこに至る道筋を示すことについて環境基本計画が中心的役割を担うべきこと、A環境保全に関する施策を総合的・体系的に実施していくこと等が掲げられているほか、大気環境の保全、水環境の保全、各主体の自主的積極的取り組みの3つの重点審議項目について課題が示されています。
●環境基本計画の見直し
環境基本計画では、計画策定後5年程度で見直しを行うことを定めています。
現在の計画は平成11年度が見直しの時期に当たりますので、平成11年6月に内閣総理大臣から中央環境審議会に対し環境基本計画の見直しの諮問がなされ、見直し作業が開始されました。』