訳者まえがき |
序文 |
vii |
|
地球の物理的な限界を示唆した『成長の限界』 |
ix |
成長、行き過ぎ、そして崩壊 |
x |
人類が持続可能でない領域に進み始めた証拠 |
xii |
増大する人類のエコロジカル・フットプリント |
xiii |
楽観できない地球の未来 |
xvi |
『成長の限界』は正しかったのか? |
xviii |
人類は行き過ぎてしまった |
xx |
現実を見つめるためのシナリオ |
xxi |
持続可能な社会への移行 |
xxii |
「行き過ぎて崩壊する」シナリオの実現性 |
xxiii |
未来に向けて人類ができること |
xxv |
DATA |
図1「人類のエコロジカル・フットプリントと地球の扶養力」 |
|
第1章 地球を破滅に導く人類の「行き過ぎ」 |
|
「行き過ぎ」を招く三つの要因 |
2 |
地球をシステムとしてとらえる |
6 |
「可能な未来」への進路 |
16 |
DATA |
図1−1「急激に増加する世界の人口」 |
|
図1−2「世界の工業生産」 |
図1−3「大気中の二酸化炭素濃度」 |
表1−1「人間の活動や製品に見られる世界的な成長」 |
図1−4「『世界の人口』と『人間の豊かさ』のさまざまなシナリオ」 |
第2章 経済に埋め込まれた幾何級数的成長の原動力 |
|
倍増を続ける幾何級数的成長の行方 |
22 |
幾何級数的成長の原動力になる人口と資本 |
30 |
350年前、世界の人口は5億人だった |
34 |
急拡大した世界の工業経済 |
45 |
人口が増え、貧困が増し、人口がさらに増える |
51 |
DATA |
図2−1「世界の大豆生産量」 |
|
図2−2「世界の都市人口」 |
図2−3「貯金額の線型的増加と幾何級数的増加」 |
表2−1「倍増に要する時間」 |
表2−2「ナイジェリアの人口増加」 |
図2−4「世界の人口動態的遷移」 |
表2−3「世界人口の年間増加数」 |
図2−5「世界人口の増加のシミュレーション」 |
図2−6「先進国(A)と発展途上国(B)における人口動態的遷移」 |
図2−7「出生率と1人当たりの国民総所得」 |
図2−8「ワールド3の経済における物理的資本のフロー」 |
図2−9「アメリカの部門別国民総所得」 |
図2−10「人口の多い上位10カ国と欧州通貨統合における1人当たりの国民総所得」 |
図2−11「世界における格差」 |
図2−12「地域別食糧生産量」 |
第3章 地球の再生が不可能になる供給源と吸収源の危機 |
|
食糧・土地・水・森林の限界 |
71 |
再生不可能な供給源は何か |
111 |
汚染と廃棄物の吸収源は何か |
137 |
限界を超えて |
155 |
人類に突きつけられた恐ろしい現実 |
156 |
DATA |
図3−1「地球の生態系のなかの人口と資本」 |
|
図3−2「世界の穀物生産量」 |
図3−3「各国の穀物収穫量」 |
図3−4「将来の農地の可能性」 |
図3−5「淡水資源」 |
図3−6「アメリカの取水量」 |
図3−7「残っている原生林」 |
図3−8「熱帯林消失のいくつかの可能性」 |
図3−9「世界の木材消費量」 |
図3−10「世界のエネルギー使用」 |
表3−1「石油、天然ガス、石炭の年間生産量、可採年数、資源の寿命」 |
図3−11「アメリカの石油生産量と消費量」 |
図3−12「地球全体の石油生産量」 |
図3−13「今後の世界のガス枯渇の可能性」 |
図3−14「天然ガスの消費量の成長を維持するために必要な発見量」 |
図3−15「風力発電と太陽光発電の発電コスト」 |
図3−16「世界に5つの重要な金属の消費量」 |
図3−17「世界の鉄鋼消費量」 |
表3−2「8つの金属の確認された埋蔵の寿命」 |
図3−18「アメリカで採掘された銅鉱石の品位低下」 |
図3−19「鉱石の枯渇とその生産から出る鉱滓」 |
図3−20「人体と環境の汚染の減少」 |
図3−21「大気汚染物質の動向」 |
図3−22「汚染された水中の酸素濃度」 |
図3−23「地球の温室効果ガス濃度」 |
図3−24「地球の気温の上昇」 |
図3−25「天候関連の災害による世界の経済損失」 |
図3−26「過去16万年の温室効果ガスと地球の気温」 |
表3−3「人口、豊かさ、技術の環境影響」 |
第4章 成長のダイナミクスを知るワールド3の特徴 |
|
「現実の世界」をモデル化する |
164 |
地球の行動パターンを理解する |
173 |
ワールド3の構造 |
180 |
成長するシステムの「限界」と「限界なし」 |
188 |
「現実の世界」で起こるさまざまな遅れ |
199 |
行き過ぎて振り子が振れる |
207 |
行き過ぎて崩壊する |
209 |
2つの可能なシナリオ |
213 |
なぜ、行き過ぎて崩壊するのか? |
221 |
DATA |
図4−1「栄養摂取量と期待寿命」 |
|
図4−2「新しい農地の開発コスト」 |
図4−3「人口が扶養力に近づく際のいくつかのモード」 |
図4−4「人口と資本の成長を支配するフィードバック・ループ」 |
図4−5「人口・資本・農業・汚染のフィードバック・ループ」 |
図4−6「人口・資本・サービス・資源のフィードバック・ループ」 |
図4−7「鉱石から純度の高い金属をつくり出すために必要なエネルギー」 |
図4−8「シナリオ0−限界をなくせば、無限に成長する」 |
図4−9「ワールド3モデルのとりうる4つの行動パターンの構造的な因果関係」 |
図4−10「土壌殺菌剤1、2−DCPの地下水へのゆっくりとした浸透」 |
図4−11「シナリオ1−参照シミュレーション」 |
図4−12「シナリオ2−再生不可能な資源がより豊富にあった場合」 |
第5章 オゾン層の物語に学ぶ限界を超えてから引き返す知恵 |
|
成長−世界で最も役に立つ化合物 |
231 |
限界−オゾン層の破壊 |
233 |
オゾン層破壊の最初のシグナル |
236 |
遅れ−抵抗する産業界 |
238 |
限界を超えた地球−オゾンホールの発見 |
240 |
国際政治に突きつけられた「動かぬ証拠」 |
245 |
オゾン層を守れ |
252 |
オゾン層の物語から得られる教訓 |
254 |
DATA |
図5−1「CFCの世界生産量」 |
|
図5−2「大気による紫外線の吸収」 |
図5−3「CFCはどのように成層圏のオゾンを破壊するか」 |
図5−4「南極ハレー湾でのオゾンの測定結果」 |
図5−5「反応性塩素の増加と南極のオゾン量の減少」 |
図5−6「CFC放出による成層圏の無機塩素と臭素の濃度予測」 |
第6章 技術と市場は行き過ぎに対応できるのか |
|
「現実の世界」における技術と市場 |
264 |
技術の力で限界を引き延ばすことはできるか |
269 |
「現実の世界」のシナリオの限界 |
281 |
なぜ、技術や市場だけでは行き過ぎを回避できないのか |
283 |
市場の不完全性の1例−石油市場の変動 |
288 |
そして漁場の崩壊の歴史 |
292 |
DATA |
図6−1「シナリオ3−入手可能な再生不可能な資源がより多く、汚染除去技術がある場合」 |
|
表6−1「ワールド3における残留性汚染の排出に対する技術の影響」 |
図6−2「シナリオ4−入手可能な再生不可能な資源がより多く、汚染除去と土地の収穫率改善の技術がある場合」 |
図6−3「シナリオ5−入手可能な再生不可能な資源がより多く、汚染除去、土地の収穫率改善、そして土地浸食軽減の技術がある場合」 |
図6−4「シナリオ6−入手可能な再生不可能な資源がより多く、汚染除去、土地の収穫率改善、土地浸食軽減、そして資源の効率改善の技術がある場合」 |
図6−5「汚染物質削減の非線型費用曲線」 |
図6−6「OPECの石油生産設備の稼働率と世界の石油価格」 |
図6−7「世界の養殖以外の漁獲高」 |
図6−8「クロマグロの個体数の減少」 |
第7章 持続可能なシステムへ思考と行動をどう変えるか |
|
人口増加のシミュレーションで考える |
306 |
環境への負荷を減らす成長の抑制と技術の改善 |
312 |
20年という時間がもたらす違い |
317 |
持続可能な物質消費のレベル |
320 |
持続可能な社会をどうつくるか |
324 |
DATA |
図7−1「シナリオ7−世界が2002年から人口を安定させるという目標を採り入れた場合」 |
|
図7−2「シナリオ8−世界が2002年から人口と工業生産を安定させるという目標を採り入れた場合」 |
図7−3「シナリオ9−世界が2002年から人口と工業生産を安定させるという目標を採り入れ、かつ、汚染、資源、農業に関する技術を加えた場合」 |
図7−4「シナリオ10−シナリオ9の持続可能な社会をつくる政策を20年前の1982年に導入した場合」 |
第8章 いま、私たちができること持続可能性への5つのツール |
|
農業革命と産業革命の歴史に学ぶ |
339 |
次なる革命−持続可能性革命の必然性 |
343 |
ビジョンを描くこと |
347 |
ネットワークをつくること |
351 |
真実を語ること |
353 |
学ぶこと |
357 |
慈しむこと |
359 |
付章1 ワールド3からワールド3−03への変換 |
365 |
付章2 生活の豊かさ指数と人類のエコロジカル・フットプリント |
370 |
原注 |
397 |
索引 |
403 |
訳者あとがき |